オレンジが似合う人 救助指導会

　さて、夏が近づいてきましたね。世間はGWだそうですが、消防にそんな大型連休はありません。（普段の休みが多いけど。）

　暑い日が続くので熱中症には充分注意してください。

Mr.オレンジ

　この、時期若手の消防士はある意味地獄の日々を暮らしている人が多いのではないでしょうか。

　なぜなら、消防士には、最大のイベントとも言える救助指導会という大会が７月に予選、全国大会が８月という甲子園さながらの戦いを繰り広げているから。

　救助指導会とは、消防士の運動会というか、甲子園というか、とにかく日々の消防の技術を競い合う場です。全国の消防が参加するので、自分の消防本部の誇りをかけて、死ぬ気で訓練を行います。

　例えば、「渡過」という綱渡りのようなものや「障害突破」と呼ばれる４人で障害を力を合わせて乗り越える団体競技。プールを使っての水難救助の種目などたくさんの競技があります。

【第1位】障害突破 - 全国消防救助技術大会2010［Fire&Rescue］

　その消防本部の伝統を守るために若手職員が手に豆を作り、体中に青痣を作り、時には夜中の２時や３時まで無我夢中になりながら全国の切符を目指します。

　こういった日々の訓練で、体力をつけ、チームワークを育み、立派な消防士へと成長していきます。

　なので、急に彼氏と連絡を取れなくなったり、急に顔が真っ黒に日焼けしてても怒らないであげてください。